わたしの入国・出航日記

きらきらアイドル ぎらぎらアイドル

ジャニオタが次元溶かす系アイドルに今さら慄いた話。〜マジLOVEキングダム感想 後編〜

<本編以外の感想>

①通常上映・マジLOVEライブ上映(応援上映)💕📣

両方体験したので、それぞれの感想。これから観るよって人は参考になるかもしれません。

 

・マジLOVEライブ上映

初めてうたプリを観る人には、個人的にこちらがオススメ!

マジLOVEキングダムのMCは18人全員が話すので、キャラクターがわからない初心者にとっては長いと感じる人がいるかもしれない。そんな中で、場内のファンの反応があると「この人はこういう風にファンに思われているんだ!」などが把握できるので、アイドルとの距離感がつかみやすいです。私が初入国したライブ上映では、隣にいた皇(すめらぎ)綺羅ファンのお姉さんが彼の話の間に全力の「うんっっっ!!!」を入れていてお腹がよじれました。元気、ステキ。毎回ぼっち入国でしたが、お一人様ライブ上映でも怖くなかった。おかわりしている人が多い故に、お一人様も多い

色を変えられるペンライトを持っている人は持って行くとより楽しめます。私は、ジャニオタとシャニオタの兼オタさんのアドバイスを見てサマステペンラ*1を持って行きました。キンブレ率は高い。ちゃんとマジLOVEライブのグッズでも3グループのペンライトが売ってます。公式ペンライトは「楽しい」が約束されている。ペンライトがない人は、コールの練習をしていけば盛り上がれます!Iove youってアイドルに叫んだ時の気持ちよさといったらない。

 

最後の銀テープが飛ぶシーンでエア銀テ取りをしたり、ライブ上映はとにかく楽しいです!!!

 

一部のコールの様子はこれでわかります。(前編に引き続き3回目のジェネリック

私が好きなコールはマジLOVEキングダム(曲のほう。⬇️3:18〜)の100パーから今日まで〜乾杯 Happy ミライ!まで。ちょうどジェネリックに収まっってます。ありがたい〜〜〜😿

www.youtube.com

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・通常上映

情報量が半端ない作品なので、推しの一挙一動を逃したくない人は通常上映がオススメ。

すごい静かでした。図書館より静か。劇場内にいる人があんなに息を潜めていた映画ってない。落ち着いて観れるのが良かったです。推しとの心の対話に集中できる。やっぱり、ライブ上映は良くも悪くも推しだけじゃなくて周りのお客さんにも意識が飛んじゃいますからね。

 

 

 

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②リピーターを作るのが圧倒的に上手い 🔃

おかわりしたくなる仕掛けが多い

 

・来場者特典

何も知らずに行った初回でポストカードをもらえたのが得した気分になりました。その瞬間、うたプリというコンテンツのファンになった。週替わりでイラストコースターやブロマイド(という名のステフォ*2)などの特典がもらえます。銀テープが特典になった時は、さすがにうたプリスタッフさんの本気度舐めていたなと反省しました。うたプリほど次元を溶かすのが上手なコンテンツを見たことがない。10週目は、Myojo*3さながらの和装グラビアのポストカードが貰えます。映画は金曜日始まりなので、体感では火曜日くらいには特典が売り切れていたような...?場所と週にもよると思うのですが。(木曜日まで特典がなくならないようにしている劇場もあったもよう。)

 

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来場者特典 | 劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム 公式サイト

 

 

・席によって体験できることが違う

マジLOVEキングダムの公式サイトに「通常上映・マジLOVEライブ上映とも、前方のお席では曲やアイドルたち歌声を、後方のお席ではライブの臨場感を、よりお楽しみいただけます。」(原文ママ)とあります。つまり、コンサート会場で席によって聞こえやすい音が変わるように、劇場でも席によって聞こえが変わる仕組み。うたプリの製作陣、油断も隙もない。前の方に座るとファンサが貰いやすかったり、小さな足音が聞こえたりする。今にもアイドルの汗が落ちてきてしまいそうだし、特効が熱いと錯覚しそうです。

 

・週によって挨拶する人が違う

まず本編が始まる前にST☆RISHQUARTET NIGHTHE★VENSの代表者から挨拶がありました。週によって担当グループが違うそうです。ジャニオタなので、鳳瑛一さんが団扇は胸の高さまで(ニュアンス)って言っていて感動しました。あんなセクシーボイスでエンジェルたち(ファン)ならできるよね?みたいに言われたら手懐けられてしまう...。

ジャニーズもコンサート前に言ってほしい。アイドルに言われたら、直そうって思うファンも増えるのではないのでしょうか。

 

そして、本編が終わった後一回ブラックアウトします。1週目はここで終了なのですが、2週目からはアンコール曲が追加されました(この仕組みから秀逸)ちゃんとアンコールは「アンコール!アンコール!」の掛け声から入ります。抜かりない。そして、実際にグッズとして販売しているライブTをアイドルたちが着てきてアンコール曲を歌うほらまたそうやってすぐに次元に架け橋作る〜!そして、アンコール内でアイドルから挨拶があります。これも各グループver.と全員ver.の4種類ある。そして、いよいよ本編+アンコールが終わります。毎回このタイミングで「終わってくれるな!」と叫びそうでしたが、アンコール後に再びアイドルから挨拶があります。手厚い。

 

・情報過多

お気づきだと思いますが、情報が多すぎる。2回目以降はTwitterで「#次回のマジLOVEキングダム入国で見逃して欲しくない」をチェックしてから鑑賞したのですが、いざ入国すると覚えてきたポイントを忘れて思考停止。現場で記憶失くしがち。

 

③チケット戦争 💪

ここまで「マジLOVEキングダムいいよ!観よう!」って言っておいてなんですが、全然チケットが取れない。初めてオンラインチケット販売開始時間にPC前で待機しました。平日の午前中とか、日曜日の深夜とか、人気がなさそうな場所を狙うと取れました。でも、1人なら行きたい会場も行けたりする。映画のチケット戦争が初体験だったので私は楽しかった。

 

10週目でも勢い衰え知らず。

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④溶けた次元の壁 😇

先程も述べましたが、うたプリほど2次元と3次元の壁を自然に溶かしているコンテンツは今の所ないと思います。うたプリは2012年から各アイドルがTwitterアカウントを持っていて、仕事だけでなくてプライベートも発信しています。対して、ジャニーズは今年になってようやく公式のSNSを始めました。

 

 

・メディアの種類が豊富

ゲームやアニメ内にとどまらず、Twitter全編コンサートの映画があるから現実度が増す。さらには、マジLOVEキングダムのプロモーションとしてan・anをはじめとした雑誌にうたプリのアイドルたちが登場します*4。an・anではメンバー同士の対談があるし、写真の下には「撮影協力」という文字まである。うたプリにとって次元など何でもないのかもしれない。ここまでくると、ジャニーズオタクとしてはライバル認識したくなります。うたプリこわいよ〜(まんじゅうこわい)。

 

3次元アイドルをテレビで見て気になって、雑誌を読んで本音を知って、現場でいつもよりも身近にコミュニケーションをとって好きを加速させるように、様々な形でうたプリを摂取することで、推しとなるうたプリのアイドルの輪郭がはっきり出来上がっていくのだろうと思いました。

 

今回は沼が深そうなのでパスしてしまいましたが、声優さんのファンという立場からマジLOVEキングダムを見ることもできますよね。フォロワーさん(KAT-TUNファン)が「鳳瑛二とアッシュ・リンクス(BANANA FISH)は同じ声優さん内田雄馬さん)」と呟いているのを見てしまって危うかった。これを知った後に聞いた愛を捧げよの「細胞から煌めく・・・!」は格別なんですもん。......これぐらいにしておきましょう。うたプリの声優さんはアニメファンでなくても見たことがある名前の人ばかり。きっと沼が深い。噂によると、声優さんによるうたプリのコンサートもあるらしい。やっぱり深そう。

 

 

⑤ジャニオタとして強調したい感想 📝

 

うたプリは細かい人間関係の描写に長けている

うたプリシンメと親友の使い分けっていうアイドルの絶妙なところを知っている。ニュアンスのレベルのことを、こうも繊細に表現出来るのがすごい。マジLOVEキング内でも、シンメの貴重な絡みや師弟愛がさりげなく描かれています。グッっときたのが、(直接映画とは関係ないのですが)上映期間中に聖川真斗さんがTwitterでソロアルバムのプロモーションをしていた時の話。聖川さんとシンメの神宮寺レンさんはお互い馴れ合わないけど、神宮寺さんは聖川さんのソロアルバムの発売日をちゃんと覚えていて、さりげなくお祝いするのです。大・好・物!

 

 

ん?

 

〜数時間後〜

 

 

 

 

おわかりいただけただけたでしょうか。

 

この2人WiNK UP のベストコンビ大賞受賞してました*5?????うたプリに精通していない私でも、このたった7ツイートでどういうシンメかを察せる。これが凄さ。

スタッフの中にアイドルオタクがいるに違いない。アイドル文脈の読解力ありすぎる。どうしたらエモくなるか知っている。

 

 

・アイドルへの愛は現実の恋より劣っているの?

アイドルファンをしていて一度は言われる「アイドルとか言ってないで、現実見なよ!」の言葉。アイドルが住む世界とファンがいる世界は確かに違う。ステージと客席だったり、テレビの中とテレビの前だったり。距離があるからアイドルに夢が見られることは百も承知ですが、アイドルとファンの間にある関係とて大切な愛の形です。恋愛同様大切な愛なのに、どうしてアイドルへの愛は低く見られてしまうのか。比べる必要があるのか。もやもや。

 

曇った心に、うたプリの歌は虹を掛けてきます。

 

キスよりすごい唄で世界を創ろう(マジLOVE1000% / ST☆RISH ※この曲は劇中でなくて、TVアニメ第1期で出てきます。うたプリと言えば、な曲。)

恋よりハジけた時を 世界をこの手に(THE WORLDS IS MINE / QUARTET NIGHT

最高の景色で恋よりもすごい歌で包みたい(HE★VENS / GIRA×2★SEVEN)

 

今までアイドルとファンの愛が現実の恋愛を超えるという発想がなかったので、衝撃でした。ここで曲から伝わるのは、「アイドルとファンの愛>現実の恋」という優劣ではなくて、アイドルとファンの愛の無限大のパワー。マジLOVEキングダムを見終わった後、自担に無性に会いたくなる。うたプリの曲を聴くと、アイドルが好きって大声で言いたくなる!

 

アイドルのオタクをしていて、アイドルが悪くなくても勝手にしんどくなる時があるのですが、そんな時にこの映画を見たいです。アイドルって最強じゃん?ってことを私に思い出させてくれる映画

 

 

2019年上半期は見ようと決めていた映画がいくつかあったのですが、おかわり鑑賞したのは「マジLOVEキングダム」だけ映画館で観ると価値が上がる作品の中でも群を抜いて楽しかった。少なくとも部外者が前編後編に分けてブログを書くぐらいには。

 

上映期間が終わってDVDを買ったとしても、劇場で体験したことを家で完全再現できないのが今から悲しい。

 

 

 9月になって上映劇場も徐々に減っていますが、まだギリギリやってるから見てほしいです。

 

 

アイドルを愛す全ての人へ届け。

 

 

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*1:ジャニーズJr.のキンブレ型ペンライト

*2:ステージフォトの略。ジャニーズの舞台で売られるパフォーマンスするアイドルをうつした公式写真のこと。

*3:ジャニオタがお世話になっているアイドル雑誌のひとつ。

*4:ST☆RISHが載ったan・anの表紙はSnow Man。即売り切れの重版

*5:WiNK UPというアイドル雑誌で開催される、ジャニーズのベストコンビを決める人気企画。中島健人菊池風磨が今年の1位。

ジャニオタが次元溶かす系アイドルに今さら慄いた話。〜マジLOVEキングダム感想 前編〜

今日は、マジLOVEキングダムというアイドルの誠意と理想が詰まった王国にお邪魔した日記をしたためようと思います。(私自身のための備忘録でもあるので、以下ネタバレがあります。まだ入国してないよ!ネタバレ踏みたくないよ!という方はそっとページを閉じてください。)私はKAT-TUNとKing & Princeを追っているしがないジャニオタです。コンセプトがはっきりした2次元寄りの3次元アイドルが好きです。わかりやすいネ!

 

 

1. 入国のきっかけ

公開後すぐにKAT-TUNオタク(以下、カツン担と呼びます)界隈のツイッターに流れてきた評判が気になってしょうがない。「消防法の限界を超えた特攻が見れるから、マジLOVEキングダムは見たほうがいい。あれは2000円弱で観れるドーム。」

 

ちなみに、現在開催されている嵐の東京ドーム公演は9000円。嵐は他のグループよりも少し値段が張ると考えても、だいたい平均8000円弱なのでいかにマジLOVEキングダムが安いかがわかります。

 

消防法卍 特効卍*1なカツン担が見過ごせるはずがない。さらに明言はされてないものの、会場は東京ドームらしい。カツン担にとって東京ドームは聖地。合言葉は「三角前で集合!」3年近く東京ドームのライブに行ってない、いよいよ干からびるぞというこのタイミングでのマジLOVEキングダムの口コミ。まるで砂漠の中のオアシス....

 

加えて、うたプリのキャラクター原案の倉花千夏さんは「愛はKAT-TUN」というKAT-TUNがアニメになった際のキャラデザを担当していたり、うたプリの中のキャラクターが亀梨くんの格好に似てる!と比較画像がたびたび話題になっていたり(寿さんとカミュさん)、うたプリのアニメの中で渋谷が映った際に2009年のKAT-TUNのコンサートのポスターらしきものが映っていたり、何かとKAT-TUNとご縁を感じずにはいられない作品というのもあった。あと、我らがRUCCA先生うたプリにも楽曲提供をしています。ST☆RISHのセクシー担当神宮寺レンさんが10月に出すソロアルバムにもRUCCAさんいます!全然関係ないけど、「神宮寺」「レン」ってすごい美味しい名前じゃないですか?こんなことってあります?(「神宮寺」と「れん」がKing & Princeにもいる)。でも、鍛えたくないじぐれんと違って神宮寺レンさんはムキムキです。笑

 

そんなわけでアニメもゲームも一度も触れたことがなかった、うたプリ知識0の私は好奇心だけに導かれて入国を決めたのでした。

 

 

2. 本編感想

まずは、こちらでジェネリック入国してください。

www.youtube.com

なんとなく雰囲気がつかめたでしょうか。(もう見たよっって人も見ちゃうよね!わかる!)

このブログは入国したジャニオタが読むのか、入国した非ジャニオタが読むのか、全く入国してない人が読むのか。どこに需要があるのかわからずにフワッとしてますが、ご了承ください。笑

 

それでは本題!

わかりやすく以下の4つのパートに分けてお話ししようと思います。

①徹底した現実感

②無防備な仕草

③王子様が18人もいる

④衣装

 

①徹底した現実感🔥

・構成

Overtureのメンバー紹介映像から、本編終了後のエンドロールにリハの様子を見せるところまでリアル。その後、一度スクリーンが暗くなってからの会場のファンの\アンコール/の声が入ってくるからもう完璧。まず、この構成に溜息しか出ない。

 

・演出

2次元だから、魔法少女みたいに「魔法で衣装チェンジ💫💫」とか、現実ではまず起こりえない演出をやろうと思えばできると思うんですよ。可能性はほぼ無限大。でも、マジLOVEキングダムの世界では、現実にある演出のグレードアップをするために2次元の力を利用するギリギリ起こり得そうなことをするっていう2次元パワーの活用法。あくまで現実を拡張させるものっていう感覚。例えば、ムビステをワイヤーで天井から吊るすとか、外周のトロッコを途中で連結させて2階席まで飛ぶ列車にするとか、特攻の火力を現実より上げるとか、セットチェンジのスピードが凄い早いとか。見たことがある演出のレベルアップだから楽しい。ムビステを発案した松潤に宙吊りのムビステを見せて、対抗心を焚きつけたい。なんとかして実現させてほしい。嵐ならお金をかけられるし、できるんじゃないのかな?!

 

・お城🎈🏰🎈

城もいい。この城は、お金の問題さえ乗り越えたら実現可能だと思うの!!!築城するアイドルは見たことがあるけど、あれだけ立派な城は見たことない。最初から完成されてるんじゃなくて、ST☆RISHQUARTET NIGHTHE★VENSパフォーマンス中に城の土台から装飾まで徐々に出来上がっていく演出が凝っている。しかも、曲に合わせて城の明かりがついたり、外のランプがついたり、城が蔓(つる)で覆われて不穏な感じになったりする。ここは舞浜か???多分現実世界だったら、予算を削減するために大画面前に広がる城の庭は最初に削られるじゃん...。この間自担のコンサートでさりげなくメインスクリーン横の左右の画面に水の特攻の映像が映された時、「そうだよね、他の演出が大掛かりだっただけにね」と予算調整を勝手に感じたので、予算や法律や物理に阻まれないのが羨ましい。でも逆に、現実は限界に挑戦する楽しさがあると思っています。

 

②無防備な仕草💗

1回目に入国した後にはてなブログを書こうと決心したので、アニメの1期〜4期まで全部通して拝見させていただいたんですけど、アニメとの大きな違いは「推しの無防備な姿の供給」じゃないかなと思います。現実感の延長の話ですね。

 

毎話時間が限られているTVアニメだと、どうしても話を進めるために、各シーン・各カットでは物語の流れで必要な人物の採用が中心になってくる。そうなると、常にスポットが当てられた推しキャラの姿(話したり、行動したりしている姿)を見ることが主になります。でも、マジLOVEキングダムはコンサートだから、そうはいかない。

 

これは3次元のアイドルにも共通している現象だなと感じます。3次元もカットの切り替えが多い歌番組を見ている時と違って、コンサートでは推しがステージ上にいる限り他のメンバーの歌うパートでも、発言の機会が回ってこなくてもずっと見れるじゃないですか。その満たされ感がマジLOVEキングダムにはありました。

MCで生じる推しのリアクション&ウェイトタイム。MC中に他の人の話を聴く無防備な推しの視線や表情、足の重心の置き方が観察できるわけですね。「あぁ、人が話してる時に顔ごと向けるタイプね」とか「今、端の方でやれやれって顔しなかった?」とか見つけちゃうわけですよ。いやー、恋だね?

 

こちら、MCの一部です。

www.youtube.com

HE★VENS鳳瑛一、ここに降臨!!!!

 

他にもパフォーマンス中に自分の歌割りじゃない時に後ろで口パクで一緒に歌う様子や、移動しながらのウィンクステージの向こう端での全力ファンサしてる後ろ姿などなどが見れるんですよ。もうここまで来たら、ジャニオタはいつも担当を見ているようにST☆RISHQUARTET NIGHTHE★VENSの推しを作って観察すればいいことがわかると思います。案ずるよりも産むがやすし。迷っているジャニオタさんは入国しましょう!

 

現実感を出すために入れられたカットも多いと思います。MCの終わりの方で、次に歌う人が衣装チェンジのために先にはけるとか、パフォーマンス終わりからMCの立ち位置まで歩くシーンとか。TVアニメだったら曲が終わった次のカットではもうMCの位置に立ってないといけないけど、映画は時間に余裕があるから移動する様子まで丁寧に描かれる!これぞ、リアル。

 

③王子様が18人もいる🌟

18人もいたら推しはできる。探さなくてもあなたと推しの出会いは必然的にやってくる。余談ですが、ジャニオタの皆さんはうたプリ履修済みの方が多いみたいで、「ジャニーズの推し×うたプリの推し」というテーマのブログを書いている方がいました。兼オタさんに取ったアンケートを元に書いているそうなのですが、「私の好きなタイプの傾向わかりやす〜!」とか「自担同士が会ったらこうなりそう!」とか楽しい内容たっぷりだったので、気になる方は検索してみてください。私が書いたものではないんですけど、勝手にオススメします。笑 

 

ちなみに私が瞬殺された無防備ナンバーワンは、聖川真斗さん*2話しながら顔にかかっちゃった髪を無意識に耳にかけるところでもうダメだった!(ズキュン)しかも会場にいるオタクの悲鳴に対して、「え?何でみんなさんキャーって言ってるんですか?」みたいな顔する!原因はあなたですよ!あぁ、恐ろしい人。自覚がないなんて。もうこの瞬間、私の推しはこの方だと決めた...。神様の視点で話しすぎるのも白けるからあれなんだけど、オタクの声が既にアニメの中に内蔵されている作品だから、オタクの歓声が上がった=制作側が「はい、ここはキュンポイントですよ〜!」って意図して作った「無意識」ってことなんですよ。しかし、あまりにも自然すぎてもうあれは現実だった。聖川様は生きてます。聖川様の耳掛け前のカミュさんの髪の毛はらりんもいいですよね。

 

他にも、色々います。

まず財閥の息子が3人いる、し、そのうちの2人は長男でアイドルになるために家を出ています。世間ではどうしても他の文化よりもアイドルは劣っているという偏見が拭えないけど、こうして人生を全て捧げてもアイドルをやりたいと言う青年がいることが胸にくる。ある日永遠が叶わないことに気づいた音也さんの「永遠なんてないってわかってるからこそ、今を大切にしたい!」と、それでも永遠を信じずにはいられない聖川さんの「限られた時間だからこそ楽しく、そしてできるだけ長く夢を見続けたい。」で涙腺崩壊。うわーん、永遠×アイドルって泣かずに聞けない。KAT-TUNは永久に不滅です(by 中丸雄一)。泣

 

④衣装👔

KAT-TUN布布布な衣装を着て火の中から現れたり、キンプリが乗馬ブーツに白の正装を纏ってパフォーマンスをしたりしているのを見るのが大好きな私なので、衣装まで作り込まれているところもマジLOVEキングダムが刺さった理由の一つでした。どの衣装も私のストライクゾーンでしたが、その中でもど真ん中に来たウルトラブラストの衣装について話します。

 

まず、ウルトラブラストの"強さ"を知ってほしい。

セトリの中で1番の攻め曲だと思うのですが、それをやっているのが3グループの中でもキラキラ王道アイドルなST☆RISHという怖さ。火の粉が舞うくらい激しい特効を見たことがなかったし、客席が燃えているのも見たことがなかった...。羨ましくてジェラシー...!これこそ燃えるような夢!(ウルトラブラストの炎が好きなうたプリファンの方には、KAT-TUNPHOENIXという曲の演出を見てほしい。ST☆RISHは燃やして燃やすけど、KAT-TUNは燃やしたあとに水で消火します。)

 

そんな攻め曲で衣装が強いのは真理。

 

7人の中でも注目は一十木音也さんの肩マント。パンフレットにあるCGディレクターとキャラクターモデリングスーパーバイザーの対談で肩マントの表現がCGではいかに難しいかということが語られています*3。肩マントは大変だからみんなの衣装に付けられるわけじゃない。そんな選ばれしものが与えられた肩マントがとにかくいい

音也さんが真ん中で歌った後、横に移動する際にマントだけ真ん中に余韻で残るんですよ。そして、揺らめくマントの向こうから次に歌う人が登場する。その一瞬を思い出すだけで、もう一回入国したくなる。しゃがむ音也さんに対してマントがふわっと上昇する部分も好き。

 

それから、聖川さんの衣装も彼らしくて気に入っています。これは勝手な解釈なのですが、「和」の要素が取り込まれているのではと思っています。

まず、くびれあたりを締めている飾りは着物の帯と帯締めを彷彿させる。そして、腰まわりに前後左右である舌のような部分は鎧(よろい)の草摺り(くさすり)と呼ばれる部位に似ている。鎧は戦場で着るものだから、攻め曲のウルトラブラストの衣装として大正解すぎる。7人全体で見ると西洋の王族のような衣装なのに、個人で見ると和装に見えるのすごい...。

 

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ウルトラブラストの衣装は、ファンタジック☆プレリュードや他グループの衣装との関連もあったり、調べたら調べるだけ情報が出てくる沼衣装。違うグループで同じ丈の人や同じパーツを使ってる人を見つけて、あぁ〜!わかる〜!ってしたいな?

 

ウルトラブラスト以外だったら、Feather in the hand(水の演出がKAT-TUNのFIRE and ICE並み)の衣装が好きです。初見の時にぴちぴちピッチみたい!と思った、どこかかわいい衣装。でも、白い手袋やパステルカラー、腰まわりのシースルーの布が3人の気品を際立たせていて決して子供っぽくはない。グループ横断のコラボで集まった3人(聖川真斗さん、カミュさん、鳳瑛二さん)のメンバーカラーが水色、青、紫だったこと、3人の目の色がたまたま各々のメンバーカラーと同じ色をしていることから、集まるべくして集まった3人だと震えました。寒色のメンバーが水を使う演出とか、3人とも水の精かな?

 

www.youtube.com(再びのジェネリック。1:30〜 水の壁が建つFeather in the hand、2:55〜 火が客席を燃やすウルトラブラストです!)

 

あ、炎がすごい曲の次に水がすごい曲の話しちゃった。

 

 

本編感想はここまでです。

後編は本編以外のマジLOVEキングダムへの感想について書く予定です(書いている途中です)。マジLOVEキングダムの曲をどのジャニーズにやってもらうとか、うたプリアイドルにやってほしいジャニーズの曲とか書きたい!いわち嬢と宇宙一カワイイ帝ナギを同じチームにしてメラメラさせたい!Kyun-Kyun!

 

あと少しお付き合いくださいませ。

 

 

 

 

 

*1:厳密に言うと消防法じゃないらしい

*2:ST☆RISHのメンバーで聖川財閥の御曹司。アイドルになりたくて家を出た。普段は和室に住んで和服を着ている武士っぽい人。声がいい。かわいい。優しい。メンバーカラーは青。

*3:パンフレットは926円+税で買える。他にも衣装解説やコール解説もあるから買いでした!